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シャボン膜の色が変化する

シャボン膜の色変化を動画でも取ってみました。ビオレ泡の出る洗剤の原液を薄膜にして、そこへ薄い別な洗剤の薄い液を垂らしたものです。 こちらの実験を参考にさせていただきました。 https://kiih.jimdo.com/科学/シャボン膜のカメレオン現象/ なかなか、演示として見せるには、苦労がつきものでしたが、おかげさまで、このような映像も撮れます。ただ、毎回色変化は変わっていくので、見飽きません。 ぜひ、残り2日のサイエンスショーでもご覧ください!

シャボン玉ショー間もなく、終了。。。

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3か月にわたって行ってきたサイエンスショー 「ふわふわ、きらきら、シャボン玉サイエンス」は、残すところあと2日の上演です。 始まる前は、液の持ちの問題などが心配されましたが、思ったより、ダメになることがなく長持ちしました。 特に、大きなシャボン玉を作る液がもしかした次から次へと交換しなくてはならず、予算を超えてしまうのではないかと、心配しておりました。 技術面も向上し、大きなシャボン玉の中に小さなシャボン玉を入れるのは、難なくできるようになりました。 また、ストローを使うと、より細かいシャボンまだを大きなシャボン玉の中に作ることができます。これもマスターしました。 なお、 大きなシャボン玉溶液の作り方を再掲すると… 【分 量】 ・合成洗剤(ジョイ)   200ml ・液体洗濯のり      750ml (1本) ←PVA ・水                 1600ml 比率は、合成洗剤:洗濯のり:水=1:3.5:8 最近は、ここに洗剤を100ml、グリセリンを50~100ml加えるようにもしました。 大きなシャボン玉を作った時の持ちがよくなります。

サイエンスコミュニケ―ションの取組み

昨日5月19日、現在ゲストティーチャーとしてお邪魔している、立命館大学の学生さんが来館してくれました。サイエンスコミュニケーション入門ということで、サイエンスショーを作り上げて、演示するところまでを半期で行うものです。 で、シャボン玉のサイエンスショーを演示しているのを見ていただき、その後、質疑応答。実験の作り方、やり方、見せ方、演示方法、場の作り方などなどの質疑応答も熱心でした。。 皆さん、所属はバラバラで、理系、経済、情報等をさまざまな専門分野に所属にされている、彼らが、グループを作って議論しにショーを作り上げます。その演示実験は、当館でお披露目することになっています。 どんな実験ショーを作り上げて、演じてくれるのか楽しみです。 担当の先生と、実験を作って演じるということだけでなく、もっとメタ的なことを理解したうえで、そこから学びてって欲しいねという話をしました。 とっても熱心な学生さんで、気持ちよかったです。

享保大判

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大判。。。。 金の大判です。ステキですね。これは展示場3階に展示している享保大判です。 享保 10 年( 1725 年)〜天保 8 年( 1837 年)新井白石や徳川家8代将軍 吉宗が活躍した正徳・享保の改革で発行された大判です。きっとどこかのタイミングで吉宗も触ったのではないかと、期待(妄想)しています。8515枚発行されたそのうちの1枚です。 元禄の改鋳で純度を落とした大判を、慶長大判の品質まで戻した良質の大判で、  重さは165.5gありました。これは、拾両=十両=44匁=165gの重さの事です。 金と銀の比率は、Au:Ag= 67.6 : 32.4 となっています。 後藤というのは、この大判を管理していた後藤家の名字になります。豊臣秀吉が大判を作った時に、この後藤家が大判作りの責任者となったのです。

銀河鉄道の父

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先日「銀河鉄道の父」読了。面白かったです。宮沢賢治のお父さんの視点で書かれた小説で、第158回直木賞受賞作品でもあります。こういった視点で賢治を見るのも面白いですね。父の苦悩と愛がありました。 賢治の鉱物集めや、人造宝石作りに関しての父の思いもよく分かります。 小説にしても、そのやり取りが目に浮かぶようでした。 本には、「父への手紙」という章もあり、企画展でも同じ展示タイトルつけたよ!と一人悦に入っておりました(笑)。 本の中でも賢治が人造宝石を作って売りたいと父に手紙を書いたことを取り上げていました。 そして他にも賢治は、鉱物を採取して売りたいなどとも記し、その中で各種元素も取れると言っています。そして、最近当館で入手したのがイリドスミンという鉱物。賢治が書いたイリジウム、オスミウム、白金等、白金族の金属を含んでいます。なかなか手に入らない貴重な資料です。