銀河鉄道の父

先日「銀河鉄道の父」読了。面白かったです。宮沢賢治のお父さんの視点で書かれた小説で、第158回直木賞受賞作品でもあります。こういった視点で賢治を見るのも面白いですね。父の苦悩と愛がありました。 賢治の鉱物集めや、人造宝石作りに関しての父の思いもよく分かります。
小説にしても、そのやり取りが目に浮かぶようでした。

本には、「父への手紙」という章もあり、企画展でも同じ展示タイトルつけたよ!と一人悦に入っておりました(笑)。
本の中でも賢治が人造宝石を作って売りたいと父に手紙を書いたことを取り上げていました。
そして他にも賢治は、鉱物を採取して売りたいなどとも記し、その中で各種元素も取れると言っています。そして、最近当館で入手したのがイリドスミンという鉱物。賢治が書いたイリジウム、オスミウム、白金等、白金族の金属を含んでいます。なかなか手に入らない貴重な資料です。




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