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切手の元素周期表

大阪市立科学館の事業で中之島科学研究所があり、そこに各分野でご活躍された著名な先生方がおられます。 川井正雄先生 もそのおひとりです。 その川井先生が現在所属されている化学史学会の方で 「切手の元素周期表」を公開しています。 元素の周期表はいろいろありますが、発行が限られる切手で作り上げるというのは、 なかなか大変です。 その大作を紹介したく、ここに記載させていただきます。 化学史学会の切手のページ https://kagakushi.org/kitte-shukihyo  ① 切手の元素周期表 グローバル版 Ver.5    ② 切手の元素周期表 国内普及版 Ver.2 118個の元素切手についての解説は、 こちら 。 川井先生は、化学切手同好会の一員として、ここに紹介した「切手の元素周期表」の制作に参画されています。 制作の経緯等については、   大阪市立科学館 中之島科学研究所コロキウムにおいて、   「切手と化学(1)-- 切手で作る周期表」(2018年)、   「切手と化学(2)-- [切手周期表] 完成譚と切手の話題あれこれ」(2020年) の演題で述べると共に、 大阪市立科学館研究報告(2019年)等に発表されています。  「切手でつくる元素周期表 − 化学切手同好会より国際周期表年に寄せて」 川井正雄、大阪市立科学館研究報告29号pp 65−76(2019) 「ITPT2019記念 『切手の元素周期表』制作裏話」 川井正雄、化学と工業(日本化学会) 11月号pp960-961    ぜひご覧ください。切手の元素周期表に出された切手と解説が書かれており、 とても楽しく元素を知ることができます。 ぜひご一読を!! やっぱり元素ってワクワクしますね。

見えた!ISS

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7月19日の夜、西野さんや石坂さんが学芸員ツィッターでつぶやいていた、ISSが気になって、時間もあったので、見てみました。 南西の空から、北東に向かって進んでいく光の軌跡が素敵でした。 時間を作って、また見てみましょう。

暑いと伸びる線路?

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連日暑いですね。。。 ツィッターに書いた事ですが、せっかくなので、暑さと線路の関係、こちらにも残しておこうかと。 7月14日に、帰りの電車が暑さでレール温度が規定値に達したという事で、徐行運転により運行遅れに巻き込まれました。 アツくなり過ぎた線路が伸び、継ぎ目でその伸びを吸収できなくなるかもということですね。暑すぎる。。。 線路は、どのくらい伸びるのでしょう。 鉄の伸びを、線膨張率で求められると考えると、 ΔL = α L ΔT(ΔL: 伸び、α:線膨張率、L: 長さ、ΔT: 温度変化)という式があるので、これに当てはめて、 レールは定尺2500㎝ 鉄の線膨張率0.000012 温度変化(0℃と37℃の比較) でいくと、おおよそ、1.1㎝伸びるみたいです。 もちろん、実際は、こんな単純ではないのでしょうけど。 50mのロングレールなどもありますしね。 ちなみに線路はその継ぎ目が、0℃の時は1.3㎝、40℃で1mmとしてるようです。 夏に弱い北国出身なので、勘弁してほしい夏です(汗)  線路も大変。。。(とある路線より)

宮沢賢治の元素図鑑

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最近いろいろとお世話になっている桜井弘先生が、新しいご本を出版されました。 「宮沢賢治の元素図鑑」という本です。賢治が用いた元素を取り上げ、それらを解説して います。 賢治が記した元素を含む鉱物の写真などをたくさん掲載し、とてもきれいです。 そしてその元素を賢治がどう取り上げたのかも記されており、賢治ファンには、必携の本 となるでしょう。また、科学好きな方にもとても喜んでもらえるような内容です。 是非一冊手元にどうぞ。 宮沢賢治の元素図鑑元素図鑑 桜井弘著  出版:化学同人 定価1,600円+税  

アルミニウムの実験ビデオ

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今年(2018年)2月に、日本アルミニウム協会様と一緒に、アルミニウムに関する実験ビデオを作成しました。それが公開されています。 例えば、 https://www.alumi-world.jp もしくは、 http://www.aluminum.or.jp にアクセスしていただき、ご覧いただければと。 アルミニウムの重さと、強さと、熱伝導の実験を行っています。 一つ一つ丁寧に実験をして降ります。 ビデオ1本あたり約8~12分有りますので、お時間のあるときに、 ご覧いただければ幸いです。 撮影の時、RQの大谷さんは、堂々とされていましたが、私は、実際にカメラが回るとしどろもどろで、制作スタッフの方々にハラハラさせてしまい、反省です。 ぜひご覧ください。 実験ビデオ撮影の合間 撮影終了後、一安心。。。

ストームグラスその後。。。

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ストームグラスです。昨年末に作って、時々学芸ツイッターに書かせていただいておりました。久しぶりに見てみたら、これまでとは違う状態で、きれいな結晶ができていました。 温度が高くなったから、結晶量が少なくなったというのが一番の違いですが、結晶の形が見やすくなった感じです。というか、かなり見やすくなりました。 ほぅ、、、とフクロウのように声が出て、少しながめていました。 大人の化学クラブ2017で作られたみなさんの結晶はどうなったかなと、 ちょっと遠い目。

シャボン膜の色が変化する

シャボン膜の色変化を動画でも取ってみました。ビオレ泡の出る洗剤の原液を薄膜にして、そこへ薄い別な洗剤の薄い液を垂らしたものです。 こちらの実験を参考にさせていただきました。 https://kiih.jimdo.com/科学/シャボン膜のカメレオン現象/ なかなか、演示として見せるには、苦労がつきものでしたが、おかげさまで、このような映像も撮れます。ただ、毎回色変化は変わっていくので、見飽きません。 ぜひ、残り2日のサイエンスショーでもご覧ください!